【子どもと考えたい】学生時代のテスト攻略法について

こんにちは、Яeiです。

今回は元塾講師である私が学生時代のテスト攻略法について、自身の経験を元に解説したいと思います。

もちろん賛否はあると思いますが、1つの考え方として参考になればと思います。

それでは是非とも楽しんで見ていって下さい。

※ 今回はすべて公立中学・高校を前提とした話となりますので、一部ギャップがあるかもしれませんのでご認識おき下さい。

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筆者について

【小学生時代】

満点以外は考えられない!といったように学校成績優秀な生徒でした。

しかし、学校のテストの成績は良かったのですが、応用はきかず決して頭が良かったわけではありません。

掛け算が出来なくて泣いた経験有りです。

【中学生時代】

最初の中間試験で60点代を量産。

満点以外考えられなかった今までと一転して壁にぶち当たった時代になります。

親に泣きながら「塾に行かせてくだせぇ!」と懇願。

最初は中間層だったのですが、1年生の終わり頃に能力が開花。

【高校生時代】

中学生時代に通った塾で身につけた勉強法を武器に学年トップに君臨する。

ただし国語の才能だけは悲惨なものでした。

【大学、大学院】

数学のイプシロンデルタ論法にて心を砕かれましたが、その一年後に持ち直す。

最終的には海外誌に論文投稿まで実施。

その他、プロフィールに興味ある方は以下ご参照下さい。

親が知っておくべき3つの勉強の種類

勉強には主に3つのパターンがあります。

①学校のテストで点を取る勉強

②受験を突破するための勉強

③趣味の勉強

若干形を変えることはあれど、「勉強」は大体これの中のどれかに含まれます。

まずは、この3パターンがあるという事を抑えておきましょう。

これを理解した上で、自分が今どの「勉強」が必要なのかによって、勉強法も変わってきます。

では、これら一つが出来ればよいのでしょうか?

人によって意見は分かれるかもしれませんが、私は全てバランス良く出来て「勉強」だと思っております。

理由は後述していきますので、ここではこの3パターンを覚えて下さい。

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①学校のテストで点を取る勉強

傾向

学校のテストで点を取る勉強では以下の点が大きなポイントとなります。

・先生の話を聞いているか

・先生の出題傾向を分析出来ているか

・反復学習出来ているか

これが出来れば学校のテストで点数を取ることは難しくありません。

(90点前後は堅いでしょう)

学校のテストはとても潔いです。

例えば、生徒全体の点数があまりに悪ければ「教え方が悪いんじゃない?」と不名誉な烙印が押されかねません。

つまり、先生は理不尽な試験問題を作れない傾向にあるのです(一概には言えませんが)。

そのため、学校のテストは教科書に載っている問題や、授業中にやった問題が中心になるのです。

点数を取る方法

具体的には以下をやれば大体90点前後は取れます。

・授業でやった範囲の教科書、ノート、プリントを隅から隅まで穴が空くまで暗記する

・先生が授業中に話したヒントの数々を見逃さない

・先生の出題傾向を分析し、戦略を立てる

この3つをやればあなたは学校成績上位層に位置できます。

授業でやった範囲の教科書、ノート、プリントを隅から隅まで穴が空くまで暗記する

学校のテストは原則として「授業で習った事」が試験に出ます。

そのため、習った範囲の教科書、ノート、プリントを暗記してしまえば80点は取れるでしょう。

もちろん、数学などの場合はただ暗記するだけではなくて「どうしてこうなるのか」といった理解は必要です。

隅から隅まで暗記するのは80点から90点を目指すのに必要になってきます。

王道問題だけ出題すると平均点90点とかなりかねないので、先生もちょっとマニアックな問題を出題したくなってきます。

そこで、教科書の隅にあるようなマニアックな話題が出題されたりします。

教科数にもよりますが、私の場合はだいたい2カ月前あたりから暗記用意を始めました。

ちなみにですが、教科書によっては「教科書ガイド」なるものが市販で発売されていることがありますので活用していきましょう。

先生が授業中に話したヒントの数々を見逃さない

先生は授業中や試験が近くなるとヒントをたくさんくれます。

分かりやすく「ここ試験に出るよ!」と教えてくれる先生までいます。

そのため、先生の話は絶対にちゃんと聞きましょう(内心点にも響いてきますしね)。

先生の出題傾向を分析し、戦略を立てる

学校のテストにおいて、出題傾向は先生によってかなり癖が出てきます。

授業でやった問題をそのまま出す先生や、過去問通りに出題する先生。

必ずマニアックな問題を入れる先生など、その先生に応じた対応が必要になります。

そのため、過去問が手に入る場合はそこから傾向を分析。

過去問が手に入らない場合は、一回目のテストは上記方法で全力投球で様子見し、次回以降分析して戦略を検討するのです。

このように、学校のテストで点数を取るのは結構難しいです。

暗記するための教材を作るのは自分。

先生の出題傾向を分析するのも自分。

何でも自分でやる必要があるので、時間もかかりますし、部活動や青春しながらの並行作業はかなりしんどいと思います。

メリット・デメリット

学校のテストで良い点数を取るメリットとデメリットも挙げておきましょう。

メリット

・内申点が上がり、学校によっては推薦が狙える

・分析力や独学力が身につく

・先生が優しくなる

デメリット

・時間が必要となるので、青春がある程度犠牲になる

・まわりに流されない不屈の精神が必要になる

・嫌いな教科にも全力投球しなければいけないので人によっては結構ストレス

②受験を突破するための勉強

傾向

受験を突破するための勉強は、実は先ほどのプロセスと大差はありません。

本質的には教科書の隅から隅まで暗記し、受験校の傾向と対策を把握して戦略を立てる、というものです。

ただし、圧倒的に違うのが、

・テスト範囲が広すぎる

・テストの時間がかなりシビア

という点です。

例えば、部活に勤しんでいた学生が、最後の大会を期に引退していざ受験勉強!となって、隅から隅まで暗記して受験校の傾向と対策を考える。

というのは時間が圧倒的に足りません。

つまり、要点を絞って勉強する必要があるのです。

また、受験では学校のテスト以上に時間が足りないと感じることでしょう。

そのため、一問一答のように反射的に答える反射神経も必要となります。

某アニメでは「数学はスポーツだ!」と表現してましたが、まさしくその通りで、受験勉強は別ゲームとなるのです。

点数を取る方法

受験で良い点数を取る方法はシンプルです。

・目的を理解して、良質な学習塾に通う

※ 独学力がある人は除きます

自分で勉強できない人の場合、受験で良い点数を取りたければ良質な学習塾に通いましょう。

学習塾では教科書の隅から隅まで暗記するという非効率な作戦はとりません。

要点を絞り、最低限必要な内容から教えてくれます。

つまり、分析や教材作りにかかる膨大な時間を学習塾側でやってくれるのです。

ということは、学習塾には「自分の志望校合格に向けた最適な教材」が必要となります。

これは個人的な意見になりますが「周りが通っているから子供を塾に通わせる」という戦略はとても非効率な戦略に思えます。

学校のテストで点数を取らせるために通わせるのか、志望校の受験に向けて通わせるのか。

こうした目的が明確でないと、そもそもその塾が子供に合っているのかの判断すらできません。

また、子どもが目的を理解していないとせいぜい友達とだべりに行く場所に成り下がってしまうことでしょう。

私自身、5年間塾講師をしておりましたが無理矢理通わされている子はやはり成長が遅いです。

もちろん、何もしないよりは良いのですが、費用対効果はよろしくないと思います。

塾に通わせるお金をその子が勉強に興味を持つように他のことに投資した方がよいのではないかと私は思います。

メリット・デメリット

学校のテストで良い点数を取るメリットとデメリットも挙げておきましょう。

メリット

・効率的に志望校合格へ向けて勉強できる
・出題傾向や効率的な学習教材などの自前準備が不要になる
・周りと切磋琢磨できてモチベーション維持につながる

デメリット

・独学力がまったく鍛えられない
・お金がかかる
・塾に通う目的を理解しないで通っても効果は薄い

③趣味の勉強

傾向

趣味の勉強は今までとは異なり以下の傾向が強いです。

・楽しい

・勉強とはもはや思わない

・基本的にテストはない

自分が本当に好きなことは「勉強」とは思わないですよね。

趣味の勉強は楽しいですし、どんどん学びたい欲が出てきますので今まで紹介してきた勉強とは異なり理想的です。

テストなども基本的にはないのでプレッシャーもあまりかからない点も大きなポイントかもしれません。

欠点があるとすると、マニアックすぎて将来の役に立たないことも往々にしてあります。

例えば、私の場合サッカーが好きで、各国のサッカー選手の名前は大体暗記していました。

しかし結果として今現在、その知識はまったく役に立っておりません。

将来サッカーの解説者になるのであれば話は別ですが、趣味の勉強が将来の役に立つかは分からないのです。

例えば、親が適切に導いてあげないと、知識の持ち腐れになりかねないのです。

メリット・デメリット

メリット

・楽しいので苦にならない

・向上心が高い傾向になるのでその人の武器になり得る

・受動的な勉強とは異なり、主体的に取り組むのでその人の身になる

デメリット

・テストがないことが多いので、自分のレベルが分からないことがある

・将来役に立つかは分からない(役に立たないことも多々ある)

目指すべき勉強

さて、今まで3つの勉強の種類について見てきました。

①学校のテストで点を取る勉強

②受験を突破するための勉強

③趣味の勉強

そこで、私がオススメする「この中で学ぶべき勉強」ですが、それは全てです。

今まで見てきた通り、それぞれがそれぞれメリットとデメリットがあります。

学校のテストで点数を取るためには、自分で教材を作成したり分析力が必要だったりします。

受験を突破するためには忍耐力や瞬発力が必要だったりします。

趣味の勉強では主体性が必要となります。

これらの力を育むには全てを理解しながらこなしていく必要があるのです。

ところで、周りに「テストの点数が良くて、模試の成績も良くて、運動もできる」人はいないでしょうか?

よくよく思い返すと、テストの点数が良い人はある程度運動神経も良いのではないでしょうか。

運動も勉強の一部です。

自分で分析して、改善策を練ったりすればどんどん向上していきます。

勉強が嫌いで運動が好きな人は逆に、勉強方法を身につければさらに運動能力が向上することでしょう。

当記事は以上となります。

「独学」が出来るようになると社会に出ても強力な戦力となります。

逆に塾などに頼り切ってしまっていると、独学力が身につかず指示待ち人間になってしまいかねません。

バランスが大切だとは思いますが、せっかくの長い学生時代です。

是非、今回の話を意識しながら勉強に取り組んでみて下さい。

長々とお疲れさまでした。

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