筆者の経験上、子どものうちに身につけておきたい力について

こんにちは、Яeiです。

今回は一児のパパである私が自身の経験をもとに、子どものうちに身につけておきたい力についてシェアさせて頂きたいと思います。

学校では常に成績上位。運動神経も良し!(顔面偏差値だけ残念と言われ続けてきました)

塾講師を5年、大学でのティーチングアシスタントを2年務めた私の独断と偏見による見解になります。

話を聞いてみて「確かに」と思うのか「そんば馬鹿な!」と思うかは自己判断でお願いします。

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結論

結論から述べますと、子どものうちに身につけておきたい力は

真似する力

だと思っております。

多くの方は「え?」ってなるかもしれません。

「論理的思考力」「コミュ力」「忍耐力」「集中力」

などなど、こういう力を伸ばしておくべき!という話はよく聞きますが「真似する力」・・・

どういうことか解説していきたいと思います。

塾講師時代の話

私が塾講師を務めていた頃、進学クラスから入塾したばかりの子を集めたクラスまで幅広く担当してきました。

その中で見つけた法則として「言われたことを素直に出来る子が上のクラスに上がれる」というものでした。

これは何も「先生の言いなりになれ!」といっているわけではありません。

良く分からないけどとりあえずこれが最適解らしいから今はそれに従おう

という精神のある子が強いという事です。

真似とは何も「人の真似」だけではありません。

テキストの解答を真似することも真似なのです。

こだわりやプライドの強い子は真似することができません。

こういった子は天才タイプなのかもしれませんが、残念ながら日本でこういったタイプの子が評価される仕組みは少ないことでしょう。

特に、義務教育の間は「問題児」の烙印すら押されかねません。

こういう例外タイプの話はややこしくなるのでいったんおいておきまして、多くの子は真似がしっかりできれば相応の結果がついてきます。

これは何も学生に限った話ではありません。

社会人になっても、分からないことを調べてサイトに書かれていることを「真似」すると思います。

この力がない人は、例え丁寧に手順が書いてあっても真似することができないのです。

最低限、真似ができて、なぜそうなっているのかを理解できるようになればもはや怖いものなしになります。

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自身の話

我が家では兄弟の真似をする際は「これ真似していい?」と聞く風習がありました。

良い習慣などは徹底的に真似するスタイルが家族の中にあったのです。

そのため、学校でもできる人の真似をひたすら続けました。

勉強できる人に勉強方法を聞いたり、運動ができる人と一緒に運動して真似したり。

こうやって真似する力を育てていったのです。

ちなみに私が早稲田大学の学生だった頃の話ですが、数学の宿題を巡って良く友達同士で議論してました。

こうやって解く方が美しい!みたいな数学科特有の気持ち悪i(ry

その際に、皆プライドが高いので自分の解法こそ絶対だと思っているわけです。

しかし、彼らはその場では「いやいや、こっちの方が良いから」と自分の解法を主張しつつも、次に会ったときには一番優れた解法を自分のものにしているのでした。

「あれ?この前はこっちの方が良いって言ってなかった?」

と聞けば「家に帰って検証したらこっちが良くて。てへぺろ」

なんて平気で言い出します。

このとき私は思ったのです。あぁ、学力の高い人は「真似」する力がやっぱり高いんだなと。

この理論に関しては同じ塾講師仲間からも多大なる支持を得ました。

真似することが悪いイメージ

しかし、世間的に「真似すること」が悪いイメージってありませんか?

このイメージって何でしょうか。

そう考えた時に二つほど心当たりがありました。

①著作権的な話

②成功する人は~の話

①については言わずもがなかもしれません。

人様の著作物は尊重しなくてはなりません。

真似するときは許可を取らないといけませんし、それを犯せば著作権侵害となります。

でも、数学の解法を真似するのに許可は必要ですか?

論文になるとそうかもしれませんが、一般的に出回っている解法は積極的に真似すれば良いのです。

そもそも、知識は先人の努力の結晶です。

せっかく先人が残してくれた財産を後世の私達が有効活用しなかったら先人が浮かばれません。

知識のリレーをしていきましょう。

②については、成功するには人と違うことをやれ!みたいな意見です。

義務教育が終わって一通りの表面的に知識に触れた後ならまだ良いかもしれません。

この考え方自体はごもっともなのですが、子どもがこれを真に受けて「真似することは成功に繋がらない!」と勘違いしてしまっては困るのです。

人と違うことをするにしてもそこには多くの真似が必要です。

恐らくこうした印象が「真似することは悪いことだ」という発想に繋がっているのではないでしょうか。

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親にできること

最後に「真似する力を育むために親にできること」を紹介したいと思います。

これに対する答えは我が家の教育にありました。

真似する習慣を作る

ただこれだけです。

まずは親子でたくさん遊んであげることです。

子どもは親の真似をします。たくさん真似させてあげて下さい。

次に、「真似」から「分析」にシフトさせてあげて下さい。

例えばスポーツを例に取りますと、どうしたらあの選手のようにプレーできるのか。

バスケットの場合は、シュートを打つときの体の配置や重心の位置、タイミングなど。

こうした分析と真似をトライアンドエラーで続けることで子どもは真似することのプロになれるはずです!

当記事は以上となります。

子どもの成長は「真似」の繰り返しになります。

親を真似、友達を真似、先生を真似する。

大人になっても必要な真似する力を大切にしてあげて下さい。

長々とお疲れさまでした。

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