親子で読む絵本シリーズ|『ごちゃまぜカメレオン』笑って学ぶ、自分らしさの大切さ

こんにちは、Яeiです。

今回は児童書『ごちゃまぜカメレオン』をレビューしていきたいと思います。

カメレオンはある日、自分の姿に満足できなくなり、ほかの動物たちの特徴を次々と取り入れていきます。でも、なりたいものを全部手に入れた結果、思いもよらない姿になってしまい…!?

絵本『ごちゃまぜカメレオン』は、ユーモアたっぷりのストーリーとユニークなイラストで、子どもも大人も思わず笑ってしまう一冊です。しかし、ただ面白いだけではありません。読み進めるうちに、「本当に大切なのは、ありのままの自分なのかもしれない」と気づかされる、ちょっと深いメッセージも込められています。

今回は、この絵本の魅力や親子で楽しむポイントを詳しくご紹介します!

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基本情報

タイトル

ごちゃまぜカメレオン

作者

作:エリック カール

訳:やぎた よしこ

出版社

偕成社

発売日

2022/10/28

値段

1,650円

ページ数

32

多いページの文字数

190文字程度

読み始めた年齢

4歳

あらすじ

止まっている場所や気分によって体の色を変えることができるカメレオン。そんな彼がある日、動物園を訪れました。そこには、美しくて個性豊かな動物たちがいっぱい。「ぼくもあんな風になれたらいいのになぁ…」とカメレオンはため息をつきます。

すると不思議なことが!カメレオンの体がどんどん変わり始めたのです。ホッキョクグマになったり、フラミンゴになったり、きつねやさかなの姿にまで変身!でも…あれれ?なんだか想像していたのとちょっと違うような…。

ユーモアたっぷりの展開に、思わずクスッと笑いながら、自分らしさの大切さについて考えさせてくれる、楽しい一冊です!

感想(コミカルな発想力を鍛える)

こちらの本は児童館で手に取った一冊。ちなみに、児童館では「ほるぷ出版」から出ているものを読みました。

この本を一言で表すなら「ユーモア」です。
主人公のカメレオンは、ほかの動物をうらやましがり、あれもこれもと望んで姿を変えていきます。でも、その結果は…? 期待とはちょっと違う、なんともヘンテコな姿になってしまうのです。

初めて読んだとき、わたしも子どもも思わず大笑い! 特に子どもは、何度読んでもゲラゲラ笑い転げています。絵本としての純粋な楽しさはもちろん、ページをめくるたびに「次はどんな姿になるんだろう?」というワクワク感がたまりません。

でも、大人になった今改めて読んでみると、この物語はただのユーモア本ではないと気づきました。

インターネットが普及し、世界中の人の発信が簡単に見られるようになった現代。
「うらやましい!」「あんなふうになりたい!」と憧れることも増えました。でも、努力して手に入れるならまだしも、ただマネをしても、つぎはぎの自分になってしまうだけ。大切なのは、自分自身を見つめ直し、受け入れることではないでしょうか。

子どもにはそこまで深くは伝わらなくても、「やっぱり自分らしさが一番だよね」というメッセージは、最後にしっかり届くはず。読んだ後、親子で「もし自分が何でもなれるとしたら?」と話し合うのも楽しいですよ!

笑いながら、大切なことに気づける絵本。ぜひ、親子で楽しんでみてください。

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