こんにちは、Яeiです。
今回は児童書『ねないこだれだ』をレビューしていきたいと思います。
夜ふかしする子は、おばけに連れて行かれてしまう――シンプルながら強烈なメッセージが込められたこの絵本。親世代にもなじみ深く、長年愛され続けています。
わが家でも0歳の頃から読み聞かせてきましたが、4歳になった今でも「おばけが来るから早く寝る!」と、しっかり効果を発揮中。ただ、成長とともに「なぜ早く寝ることが大切なのか」を伝えていくことも必要だと感じています。
本記事では、『ねないこ だれだ』の魅力や効果的な活用法について、実体験を交えてレビューしていきます。
目次
基本情報
タイトル
ねないこだれだ
作者
せなけいこ
出版社
福音館書店
発売日
1969/11/20
値段
880円
ページ数
24
多いページの文字数
16文字程度
読み始めた年齢
0歳
あらすじ
夜中に起きているのは誰かな?
時計が鳴って、夜はすっかりお化けの時間。こんな時間にまだ起きている子は……?
お化けたちは知っているよ。夜ふかしする子は、お化けの仲間になっちゃうんだって!
さあ、おばけの世界へひゅ〜んと飛んでいけ……!
感想(初めての怖い体験)
こちらの本は子育てナビゲーションさんから送られてきた一冊
「夜はおばけの時間。そんな時間に起きている子は、おばけの世界に飛んでいけ!」
――このシンプルでインパクトのある展開が、小さな子どもたちの心に深く刻まれることでしょう。
最近の子育てでは、「なぜ夜更かしが良くないのか」を伝えることが重視されています。そのため、本書のように“恐怖”を通じてルールを学ばせる手法に賛否はあるかもしれません。しかし、実際にわが子(0〜1歳の頃に読み聞かせ、現在4歳)も「おばけが出るから早く寝る!」と言い、9時までには必ず布団に入るようになりました。育児に忙しい親にとっては、これほど頼もしい効果はありません。
とはいえ、成長とともに「なぜ早く寝ることが大切なのか」を伝えることも必要です。子どもの発達や健康には、十分な睡眠が欠かせません。その科学的な背景を、親がしっかりフォローしてあげることで、単なる「怖いから寝る」から「自分のために寝る」へと意識をシフトさせられるでしょう。
絵本としての完成度は申し分なく、独特のイラストとシンプルな言葉が子どもたちの興味を引きつけます。長年、多くの親子に親しまれてきたのも納得の一冊です。
おすすめできるかといえば、答えは「イエス」。
ただし、「怖がらせる」だけで終わらせず、「なぜ早く寝るのか」を伝えるフォローを忘れずに。
子どもの健やかな成長のために、上手に活用したい一冊です。