こんにちは、Яeiです。
今回は児童書『だっこして』をレビューしていきたいと思います。
赤ちゃんが大好きな「だっこ」。お母さんやお父さんに抱っこされると、安心してにっこり笑顔を見せてくれるあの瞬間は、どんなに小さな子どもでも心を温かくしてくれます。今回は、そんな赤ちゃんの「だっこ」をテーマにした絵本『だっこして』をご紹介します。優しいイラストとシンプルなストーリーが、親子の絆を感じさせてくれるこの絵本は、我が家でも長年愛され続けています。
目次
基本情報
タイトル
だっこして
作者
にしまき かやこ
出版社
こぐま社
発売日
1995/1/1
値段
1,100円
ページ数
20
多いページの文字数
20文字程度
読み始めた年齢
0歳
あらすじ
幼児が大好きなもの、それは「だっこ」。
おかあさんにやさしく、ぎゅっとだっこされると、心がほっとして思わずにっこり。
物語には、さまざまな生き物たちが登場し、それぞれの「だっこ」が描かれます。みんなにだっこされるたび、あふれるぬくもりと幸せが伝わってきます。
小さな手で求める安心感と愛情。読むだけで心がぽかぽか温かくなる、そんな気持ちをやさしく描いた絵本です。
感想(やさしさの原点)
この本を手に取ったのは、我が子がまだ0歳の頃。言葉もコミュニケーションもこれからという時期に、初めての読み聞かせの一冊として選びました。
赤ちゃんが大好きな「だっこ」。我が子も例外ではなく、抱っこされているときが一番幸せそうで、お布団に下ろすとすぐに泣いてしまうほど。この本のストーリーに描かれる「だっこして」のやりとりに、とても親近感を覚えました。
水彩画のようなやわらかいタッチで描かれた動物たちのイラストは、どれも優しい雰囲気に包まれています。物語自体はシンプルで、動物たちが「だっこして」とおねだりし、それに応えていく展開が続きます。それでも最後にはちょっとした変化が加わり、親子で微笑んでしまう温かな結末が待っています。
驚くべきことに、我が子が4歳になった今でも、この本を本棚から取り出して「読んで」と持ってきます。一人で遊んでいるときにも、時折この本を手に取り、自分でページをめくりながら楽しんでいる姿を見ると、親として本当に幸せな気持ちになります。
この本は、親子の優しさや愛情が詰まった、まさに我が家の「優しさの原点」と呼べる特別な一冊です。初めての読み聞かせや、小さな子どもとの穏やかな時間を過ごしたい方に、ぜひおすすめしたい絵本です。