こんにちは、Яeiです。
今回は児童書『すすめ! うみの きゅうじょたい』をレビューしていきたいと思います。
救助隊の子どもたちが力を合わせて活躍する『すすめ! うみの きゅうじょたい』。偶然病院の待合室で出会い、何度も読み返すほどお気に入りになった絵本です。
ショベルカーやヘリコプターなど、たくさんの乗り物が登場し、それぞれの役割をしっかり果たしながら進む本格的な救出劇。さらに、あるページでは絵本を縦にして読むダイナミックな演出もあり、子どもも大興奮でした!
今回は、そんな『すすめ! うみの きゅうじょたい』の魅力をたっぷりご紹介します。
目次
基本情報
タイトル
すすめ! うみの きゅうじょたい
作者
作:竹下 文子
絵:鈴木 まもる
出版社
金の星社
発売日
2016/7/7
値段
1,430円
ページ数
32
多いページの文字数
70文字程度
読み始めた年齢
3歳
あらすじ
6人のかわいい小さな救助隊が大活躍!
ある日、海から飛んできたカモメが助けを求めてきました。「海で困っているんだ!急いで来てほしい!」その声を聞いた救助隊は、今日も元気に出動です!
ショベルカー、ダンプカー、ホイールローダー、高所作業車、クレーン車、そして頼れるヘリコプター。それぞれの力を合わせて、険しい道や思わぬ障害を乗り越えながら、全速力で海を目指します。
果たして救助隊は無事に海までたどり着き、困っている人(?)を助けることができるのでしょうか?小さな車たちのワクワクする大冒険が始まります!
感想(かわいらしいのに本格的な救助劇)
病院の待合室で偶然手に取ったのが、この本との出会いでした。読み聞かせるたびに我が子が夢中になり、気づけば行くたびに「読んで!」とせがむ定番の一冊に。そして、ついには家でも「読んで」と何度も持ってくるお気に入りの絵本となりました。
乗り物好きな子どもにとって、この本はまさに宝物!ショベルカーやダンプカー、高所作業車など、たくさんの乗り物が次々と登場し、それぞれが役割をしっかり果たしていく姿にワクワクが止まりません。そして登場人物が子どもたちという点も、親近感を生むのか、さらに魅了されている様子でした。
ストーリーは予想以上に本格的な救出劇で、ドキドキハラハラしながらも、最後には心が温かくなる展開が待っています。また、ユーモアのある導入部も楽しく、読んでいて自然と笑顔になる素敵な作品です。
特に印象的なのは、横開きの絵本の中で、ある場面だけ見開きを縦に使った大胆なページ。画面いっぱいに広がるスケール感に、子どもも大興奮!そのページだけ何度もめくり返して楽しんでいました。こうした仕掛けは、大人にも新鮮で驚きがあります。
この本は、力を合わせて困難を乗り越える大切さや、困っている人を助ける優しさを子どもに伝える、心に残る一冊です。楽しいだけではなく、子どもの成長にもつながる素晴らしい絵本なので、乗り物好きなお子さんがいるご家庭にはぜひおすすめしたいです!