こんにちは、Яeiです。
今回は児童書『ちかてつサブちゃん』をレビューしていきたいと思います。
電車が大好きな我が子が、書店で一目見て手に取った絵本『ちかてつサブちゃん』。それ以来、読み聞かせのたびに必ず持ってくるお気に入りの一冊です。物語は、初めて地下鉄を走るサブちゃんが、真っ暗で退屈になり、ふと思い立った「土の上の世界」を見てみたいというところから始まります。先輩電車が教えてくれる地上の世界は、サブちゃんの妄想とともにどんどん面白いことになっていきます。子どもも大人も笑いが止まらない、ユニークで楽しい物語を今回はご紹介します。
目次
基本情報
タイトル
ちかてつサブちゃん
作者
宮西 達也
出版社
ほるぷ出版
発売日
2021/2/18
値段
1,430円
ページ数
32
多いページの文字数
65文字程度
読み始めた年齢
3歳
あらすじ
はじめて地下鉄の線路を走る「サブちゃん」。地面の上の世界が気になるサブちゃんは、先輩電車にその光景について教えてもらうことになります。先輩電車は、地上の景色をサブちゃんに丁寧に説明しますが、サブちゃんはその情報を自分なりに解釈していきます。その結果、地上の景色がサブちゃんの目にはどこか不思議でおかしな光景に見えてきます。果たしてサブちゃんは、地上の世界をどう理解するのでしょうか?ユーモラスでほっこりする、サブちゃんの冒険が始まります。
感想(言葉のドッジボール)
電車が大好きな我が子が書店で手に取った一冊。それ以来、読み聞かせの時間には必ず持ってくるお気に入りの本です。
物語は、初めて地下鉄を走る「サブちゃん」が、真っ暗で退屈に感じ始めたところから始まります。その時、サブちゃんはふと「土の上の世界」を見てみたいと思い立ち、先輩電車が次々とその世界を教えてくれます。方言でポップに話しかけてくれる先輩の説明を、サブちゃんが自分なりに妄想する様子がユニークで、子どもも大人も思わず笑ってしまいます。子どもは「えぇー!!!」と驚きながらケタケタ笑い、大人もクスッと笑えること間違いなしです。
3歳の子どもにはちょうど良い文字数とユーモアあふれる展開で、飽きることなく最後まで読み進めることができます(もしかしたら、親の読み方にも少しコツがあるかもしれません)。この本を通じて、伝え方の大切さを学びました。正確に伝えないと、受け取る側に誤解や混乱を招いてしまうことを実感できるのです。
この本の影響かどうかは分かりませんが、我が子は最近、とても上手に物事を説明できるようになりました。
物語としても非常に面白く、ユーモラスで学びも多い一冊です。ぜひ、親子で一緒に楽しんでみてください。