こんにちは、Яeiです。
今回は児童書『おばけのきもだめし』をレビューしていきたいと思います。
3歳を迎えた夏、読む絵本の幅がぐっと広がり、おばけの絵本を探している中で出会ったのが『おばけのきもだめし』でした。
「おばけの本って、怖すぎても、怖くなさすぎても微妙だよね…」と思いながら読み始めたこの一冊。結果、親子で大ハマり!怖さの中にユーモアが交じり合ったストーリーは、子どもも大人も思わず引き込まれる内容でした。
目次
基本情報
タイトル
おばけのきもだめし (えほんのぼうけん)
作者
文:内田麟太郎、絵:山本孝
出版社
岩崎書店
発売日
2014/7/31
値段
1,430円
ページ数
35
多いページの文字数
60文字程度
読み始めた年齢
3歳
あらすじ
おばけのこどもたちは、ぶるぶる震えながら集まっています。
それもそのはず、今夜はきもだめしの日だからです。
暗い森の奥には、一体どんなおばけが待ち構えているのでしょう?こわいけれど、ちょっとワクワクするような夜が始まります…。
感想(はじめて出会う本格的なおばけ本)
3歳になり、読む絵本の文字数も少しずつ増えてきた夏。我が子にぴったりのおばけ絵本を探している中で出会ったのが、この『おばけのきもだめし』でした。
おばけ絵本を選ぶのは意外と難しいものです。怖さがまったくないものもあれば、子どもには少し怖すぎるものも多い中で、この本はそのバランスが絶妙。怖さの中にユーモアが混じり、ちょっと怖いけれど、また読みたくなる…そんな不思議な魅力があります。
ストーリーは、暗い森の中を進みながらおばけたちに出会う「きもだめし」の冒険。読んでいる間中、ドキドキとハラハラが止まりません。我が子が初めて読んだときは、本の中に登場する「やまんば」にすっかり怖がってしまい、「もう見ない!」と本を遠ざけてしまいました。
でも、なんと翌日。「また読んで!」と本を持ってきたのです。それからというもの、この絵本は我が家で頻繁に読まれる一冊となりました。
子どもなりに「怖い」という感情と向き合い、少しずつ克服していく姿を見て、この絵本の持つ力を改めて感じました。今では、適度な怖さが心地よいらしく、楽しんで読んでいます。
夏の夜にぴったりの、ちょっと怖くてワクワクする冒険。ぜひ親子で楽しんでみてください。子どもの成長を感じる、特別な時間になるはずです。