こんにちは、Яeiです。
今回は児童書『くつくつあるけ』をレビューしていきたいと思います。
「くつくつあるけ」は、靴が主人公というユニークな設定と、リズミカルな文章が特徴の絵本です。人の姿は描かれていないのに、靴の動きから子どもの行動や場面が自然と想像でき、読んでいるうちに親子で楽しく想像力を膨らませることができます。何度でも読みたくなるテンポの良さと、落ち着いた色彩が魅力のこの一冊。子どもの成長に寄り添いながら、新しい楽しみ方を見つけられる絵本です!
目次
基本情報
タイトル
くつくつあるけ
作者
林明子
出版社
福音館書店
発売日
1986/6/20
値段
990円
ページ数
20
多いページの文字数
25文字程度
読み始めた年齢
0歳
あらすじ
『くつくつあるけ』は、靴が主役となり物語が展開するユニークな絵本です。
子ども自身の姿は描かれておらず、画面に登場するのは靴だけ。でも、その靴たちが繰り広げる散歩の場面から、子どもたちの元気いっぱいの行動が目に浮かびます。
走ったり、跳ねたり、転んだり——まるで子どもの一日を覗いているような生き生きとした描写と、リズミカルな文章が魅力的!
ページをめくるたびに楽しいリズムが響き、子どもと一緒に声に出して読みたくなる一冊です。お散歩の楽しさと、小さな冒険心が詰まった心弾む絵本です!
感想(靴から想像力を育む)
『くつくつあるけ』は、子育てナビゲーションから送られてきた一冊で、親子で楽しめる素晴らしい絵本です。
この絵本の魅力は、何といってもリズミカルでテンポの良い文章。一読すれば、1分ほどで読み切れる手軽さがありながら、そのテンポの良さが心地よく、何度でも繰り返し読みたくなります。
特徴的なのは、人が登場せず、靴が主人公として物語が展開する点です。靴の動きや配置から、どんな場面が描かれているのかを親子で想像する楽しさがあります。これは、子どもの想像力を育むと同時に、大人にとっても新しい視点で楽しめるポイントです。
絵本全体の色彩は少し落ち着いたトーンですが、これが他の絵本にはない独特の魅力を生み出しています。その色合いを感じながら読み進めることで、子どもが色彩感覚を育むきっかけにもなるのではないでしょうか。
我が家の子どももこの本が大好きで、0歳や1歳の頃は何度も読み聞かせしたことを覚えています。少し大きくなった今では、一緒に靴の行動から「これってどんな場面かな?」と想像を膨らませながら読み返す楽しみ方をしています。
『くつくつあるけ』は、シンプルでありながら奥深く、子どもの成長に合わせて新しい発見ができる絵本です。ぜひ親子でその魅力を味わってみてください!